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JR野田駅(大阪)におしゃれなパン屋さんを発見!!カレーパン祭りが開催している!とのことでお邪魔してきました!

今回の取材先
KAYRA BAKERY (ケーラーベーカリー)
所在地:大阪府大阪市福島区吉野3丁目 オーケー12番街第12区1号
ホームページ:https://kayra-bakery.com/
こだわりの北海道産小麦を使用したベーカリーです。 毎日職人が焼き上げる絶品の手作りパンを 野田の皆様へお届けします。

私たちがカレーパン祭りを発見したのはプレスリリースでのことでした。焼肉屋さんのお肉を使った贅沢なカレーパンを新発売されたと知って、取材の依頼を行ったところ快くお受けいただけましたので、お邪魔してきました!!
ケーラーベーカリーとの出会い

食のまとめサイトとして、ユーザーの皆さんに新しい食の情報を提供したいと思い、プレスリリースで新しい食の情報を探しています。
私たちがケーラーベーカリーを知ったのはプレスリリースでした。
そんな時、焼肉屋さんのお肉を入れたカレーパンを新発売されたと目にして、焼肉屋のお肉を使ったカレーパンなんて美味しいに決まっている!
ということで、すぐに連絡させていただき、今回の取材に繋がりました。
取材当日は、社長もお越しくださり、興味深い内容をお伺いでき、いつの間にかインタビューだけで1時間ほどの長尺取材になりました。
カレーパンにかけた思い

なぜお肉屋さんとコラボだったのか?
ケーラーベーカリーの母体は、ベーカリー事業と別で焼肉屋事業を営んでいます。
※以下にリンクを貼ってます。
関西初の卓上サーバーを設置されたお店で、私もできた頃興味本位でお伺いした事を記憶していました!
本当に、サーバーがテーブルからニョキと生えていて、そのまま注げるんですよ!
飲みたい瞬間に飲めて、焼き肉なので食べたい時に食べたい分だけ焼いて食べれる。
なんて斬新なサービスなんだろうとインパクト強かったのを覚えています。
話は逸れましたが、そんな焼肉事業で必ずと言っていいほどお肉の端材が出るそうです。
捨てるにはもったいない、かといって冷凍庫はスペースが決まっているし・・・。
と悩んでいた時に、パン職人の方からの提案で、カレーパンの具材に使えないか?ということで、今回のカレーパンの発売につながったそうです。
赤ワインでお肉を煮込んでカレーパンの具材を作ります。
カレーパンは3種類
ゴロゴロカレーパン、エッグカレーパン、チーズカレーパン
揚げないカレーパンのようで、私がイメージする重いカレーパンではなく、軽く優しい味わいの生地に、スパイスが効いていても辛すぎず、カレーにゴロッとお肉が入っていて食べ応えは残りつつ生地が軽いのでクドくない、女性の方でも全然いける。
そして、重い食べ応えのあるものというカレーパンのイメージが変わる様なカレーパンでした。
ちなみに、私のおすすめはエッグカレーパンです!
たまごが絶妙なとろけ具合で、思わず「美味い」と声に出てしまうほど美味しかったです。
毎日食べても良いと思いましたね!
ベーカリー事業である理由

そもそも、なぜ焼肉事業をやられている中でベーカリー事業を始めようと思ったのかお伺いしました。
元々、このベーカリーも焼肉店で開業をするつもりで物件を押さえたそうです。
しかし、実際蓋を開いてみると、鉄道高架ということもあり、焼肉店の開業がNGになったそうです。
火事で電車を止められると困るという鉄道事業側の理由でした。
で、どうするか悩んだ結果、社長が昔からやってみたいと思っていたベーカリーで開業を進めていったそうです。
また、グループ内で福祉事業を行っています。
ここで活動する障害のある方に、生きがいややりがいなどをどうしたら提供できるのか?
と考えた時に、このベーカリー事業が意外にもぴったりだったそうです。
障害のある方は、健常者の様な臨機応変な対応。云わば接客業などと言った瞬間瞬間で行うことが変わるような業務は難しいんだそうです。
でも、パンやお肉の成形といった、云わば単純作業に分類されるような業務に関しては、健常者を凌駕するような集中力と継続力を発揮できるだそうです。
そして、何より自分たちが作ったパンが目の前で売れていく事が何よりもの喜びだということ、この福祉事業とベーカリー事業の融合は、障害のある方への働きがいや生きがい、喜びなどを提供できると同時に、美味しいパンを消費者に届けることができる一石二鳥の事業になったそうです。
カレーパンだけじゃない。パンにかける強い思い

実は、私はそこまでパンが得意ではありません。
パンよりご飯派みたいな議論をよく目にしますが、派閥とかそんなんではなく、シンプルにパンがあまり得意ではないんですよね。
ただ、エピとフランスパンだけは食べれるんですよね。なんでなんだろう・・・。
でも、こちらのパンはそんな私でもエピやフランスパン以外も食べれる。
いや、食べ続けたい。と思えるパンでした。
何が苦手なのか自分でも分かっていないのですが、コンビニやスーパーなどで売られているパンが本当に苦手なんですけど、こちらのパンはいける!
よくね、騙されたと思って食べてみて。って言われるパターンでだいたい騙されて終わるんですけど、今回は本当に騙されたと思って食べてみてください!
苦手な私でも食べ続けたいと思えるパンでしたから!!
こちらのパンは、国産小麦100%でショートニングはもちろん、化学調味料や保存料と言ったものを一切使っていないパンです。
その上で、非常にリーズナブル
巷のパン屋さんやスーパーの2/3ぐらいの価格設定に、何度も安すぎませんか?値段間違えていませんか?と伺ったぐらい衝撃的な価格設定です。
それでも、昨今の物価高の影響は受けていて、3ヶ月1度は価格設定を見直さないと赤字になるレベルだそうで、価格に対してのギリギリで提供していることがよく分かるエピソードでした。
物価高の煽りで、昔に比べこれでも1.5倍近く値上げせざるを終えなかったと、社長は悲しい顔を浮かべており、消費者に対しての価格還元に本気でこだわりを持って営業されているんだと肌で感じる瞬間でした。
また、たまたま厨房にいたパン職人の方にもインタビューができたのですが、その方が一言
「パンが好きじゃないと。パンを愛さないと続けれないよ」
とパン一筋40年の方が、作業を行いながらポツリと言った一言からも、社長の消費者に対する思い、パン職人のパンに対する思い、障害のある方の思い、なんか思いが詰まりに詰まったパンなんだと感動を覚えました。
ここで少しお店のご紹介

こちらのお店は、JR野田駅から徒歩3分に立地しています。
1階と2階に分かれていて、1階で購入したパンを2階のイートインスペースで食べることが可能です!
モーニング限定のお得なセットも用意されており、通勤通学前のモーニングに利用するのもいいと思います!
またモーニングセットも非常にリーズナブルです
カレーの次はメロン

次何かお考えですか?
次は、メロンパン祭りを考えています。
なぜメロンパンなのでしょうか?
現場の意見を尊重した結果です。
そう語る社長は、今回のカレーパンも現場の職人からの意見でした。
ベーカリー事業で大事にしていることは、現場に任せること。
このベーカリー事業を開始してはじめの頃は、ある程度社長も意見を伝えていたそうです。
ピザパンが美味しいし、手間暇かけているから、これは売れるぞ!
とか、ビビンバパンとか食べ応えあって美味しいから売れるんじゃないか!
とか...
実際、売れなかったそうです。
こちらのベーカリーの主要客層は女性
ほぼ女性が購入されていくそうで、やっぱり「塩パン」や「メロンパン」などと言った女性に人気なパンは爆発的に売れるそうですが、男性が好きそうな惣菜パン系でガツンとした食べ応えのあるパンは、なかなか人気が出ないそうなんです。
そして、社長は
「私より現場、私よりお客様を知っている。だから現場に任せるのが一番良い」
という結論に至ったそうです。
店側の売りたいものと、実際に売れるものは、いつの世も違う。
そして次回からは王道のメロンパンを主役にしたメロンパン祭りを開催するそうです。
冒頭でも言いましたが、こちらは現場のスタッフがお客様が喜ぶ企画としてメロンパンがあがってきたそうで、次回の企画が決定したそうです。
【メロンパン祭り】
2025年5月12日〜6月30日
何個購入してもメロンパン100円引き
期間限定で抹茶メロンパンが発売されています。
編集者後記
今回は、大阪の野田のパン屋さんを取材しました。
たまたま、パン屋さんが2回連続の取材になりましたが、改めて
”たかがパン、されどパン。こだわればパンはここまで美味しくなる”
というのを再認識しました。
安かろう悪かろう。
そんな時代も昔はありました。
大消費時代という一つの時代が終わろうとし、1つ1つ丁寧に作り込み、愛情を込めて、こだわりを追求し作るもの。
そういうものが、これからのスタンダードになっていくのではないでしょうか?
何を買っても昔のような安価では手に入らない時代。だからこそ、消費者目線で見ても、メディアとして見ても、商品1つにかける思いを感じれるような商品を選び、噛みしめ、思い馳せながら消費することが大事になっていくことでしょう。
我々、食のまとめサイトとしてメディア運営をしていく中で、商品にこだわり、消費者を思い、従業員を大切するお店や企業を応援していきたいと思います。
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