「新玉ねぎ」という品種は存在しない?普通の玉ねぎとの意外な正体と、栄養を逃さない食べ方のコツ
春から初夏にかけてスーパーに並ぶ「新玉ねぎ」。
みずみずしくて甘く、生で食べても辛くないあの美味しさは、この時期だけの楽しみですよね。
でも、みなさんは不思議に思ったことはありませんか?
「普通の玉ねぎと何が違うの?」
「新玉ねぎっていう特別な品種があるの?」
実は、新玉ねぎの正体は、私たちが普段食べている玉ねぎと「ある一点」が違うだけだったんです。その意外な真実を深掘りしていきましょう。
さて、結論から言いますと、「新玉ねぎ」という名前の品種は存在しません。
その正体は、普段私たちが食べている「黄玉ねぎ」や「白玉ねぎ」を、まだ皮が茶色くなる前に早取りし、乾燥させずに出荷したものなんです。
普通の玉ねぎは、収穫してから1ヶ月ほど風に当てて乾燥させます。そうすることで保存性が高まり、一年中安定して供給できるようになります。一方で、新玉ねぎは収穫してすぐに出荷されるため、水分が非常に多く、あの独特のシャキシャキ感と甘みが生まれるというわけです。
ここで気になるのが栄養価の違いですが、実は普通の玉ねぎと新玉ねぎで栄養に大きな差はありません。どちらも血液をサラサラにすると言われる「硫化アリル(アリシン)」が豊富に含まれています。
ただし、食べ方には注意が必要です!
新玉ねぎの辛味を抜こうとして、長時間「水」にさらしていませんか?
実は、硫化アリルは水に溶け出しやすい性質を持っています。せっかくの栄養を逃さないためには、水にさらすのは短時間(1分程度)にするか、切った後に平らなお皿に広げて15分〜30分ほど「空気にさらす」のが正解です。これだけで、栄養をキープしたまま辛味だけを程よく飛ばすことができますよ。
ちなみに余談ですが、新玉ねぎは水分が多い分、普通の玉ねぎよりもずっと傷みやすいのが弱点です。常温放置は厳禁!新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存して、早めに食べ切るようにしてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
品種ではなく「出荷のこだわり」が生んだ旬の味。次に新玉ねぎを手に取るときは、ぜひ「水にさらさず空気にさらす」を試して、その栄養を丸ごと味わってみてください!
初めての方へ