「食」のメディア
タウリン2000mg配合。ではないですが、自然に生まれた栄養ドリンク剤の様な食材
タウリン2000mg配合といえば...
まぁ商品名を出すわけにはいかないんですが、有名なエナジードリンクがありますね!
このタウリンは、肝臓機能を高める効果があるとされており、二日酔い予防に効果があると言われています。
そんなタウリンを豊富に含む「海のミルク」と呼ばれている食材について深堀りしていこうと思います。
さて、海のミルクと言えば、みなさんもピンと来たのではないでしょうか?
そう!牡蠣ですね
この牡蠣は、大きく分けると「真牡蠣」と「岩牡蠣」に分けることができます。
この2つは旬が異なり、牡蠣といえば冬というイメージですが、岩牡蠣の旬は夏です。
ちなみに、真牡蠣はイメージ通りの冬から春先になります。
そして、牡蠣=広島というイメージも強いですが、各地の収穫時期を見てみると、1年中牡蠣を収穫している(真牡蠣、岩牡蠣を合わせて)地域は、兵庫県だけだそうです。
※局所的に見れば、他の都道府県も収穫されている地域もあるとは思いますが、公開情報だけで見ると、兵庫県だけが1年中牡蠣を収穫しています。
ここで1つ質問です。
みなさん、天然の真牡蠣を食べたことはありますか?
意地悪な質問でしたが、恐らく99%無いと思います。
それもそのはずで、社団法人日本水産資源保護協会の発表データによると市場に流通された真牡蠣の量と、養殖された真牡蠣の量が、ほぼ同じ数字なんです。
ようするに、真牡蠣はほぼ養殖品、いや自分で採らない限り、養殖品だと言い切っても良いレベルです。
なんだよ、養殖品かよ・・・
と思われたそこのあなた!
真牡蠣は養殖品の方が美味しいんです!
さて、真牡蠣の生態について説明します。
まず、天然の真牡蠣は実際どんな環境でも棲息できます。
牡蠣の主食はプランクトンですので、海水があればどこでも生きていくことができます。
ただ、天然の真牡蠣は一度収穫されるとその場所では棲息しないという性質があります。
これは私の勝手な妄想ですが...
カキ男「おい、聞いたか隣に居たカキ子ちゃんが、人間に捕まったらしいぞ」
カキ太「本当か!?ここはもう無理だな、次の場所を探すしかないな」
カキ太「おい、子どもたちよ、よく聞け。この辺りは人間にバレた。二度と近寄るんじゃないぞ」
カキ助「はーい」
という感じのことが繰り広げられているのかもしれませんね。
実際にところは、諸説ございますのであしからず。
そんなこんなで、天然の真牡蠣を採取すると、次の世代を採取するには膨大な時間と労力が必要となり経済的に見て非効率であるとされています。
また、高品質な牡蠣を採取しようとすると、それなりの環境が整わないと難しいという側面があります。
実際どこでも棲息するとは言え、美味しい牡蠣が育つための環境というのはかなり限定的で、その環境が実現していない場所で収穫した天然品と言えども、環境が整っている場所で養殖された牡蠣には勝てないそうです。
仮に最高の環境が自然にあったとしても、そこで収穫をしてしまうと牡蠣は二度と棲息しなくなるため、現実問題として真牡蠣に関しては養殖品の方が品質や味に関しては上だと言うことになります。
さて、いかがでしたか?
天然品が一番だ!という固定概念はありましたが、牡蠣においては違うということでしたね
記事を執筆している私が言うのもなんですが、驚きですよね!
これは余談ですが、外国のことわざに
「Oysters are only in season in the 'r' months.」
直訳すると「牡蠣の旬は「R」のつく月だけ」という意味になります。
もともと、フランスの法律が元になったことわざで、フランスでは食中毒のリスクが高くなる夏場での牡蠣の取引を禁止しました。
5月:May
6月:June
7月:July
8月:August
この4ヶ月だけ12ヶ月のうち、スペルにRが使われていません。
実際にカレンダーを見て確認してみてください
ちなみに、私はカレンダーを見て思わず「よく気づいたなー」と関心してしまいました
記事の感想をクリックしてストーンをゲット!
他の記事も見る
GET













