澱絡みについて
澱絡み(おりがらみ)は、日本酒のにごり酒の製造過程における重要な工程の一つです。日本酒は、醪(もろみ)と呼ばれる原料を発酵させることで作られますが、その際に酒粕や酒母などの澱(おり)が発生します。澱絡みは、この澱を取り除く工程であり、酒を澄ませるために行われます。
澱絡みの方法は、大まかには以下のような手順で行われます。まず、醪に含まれる澱を沈殿させるため、醪を静置し、時間を置いて澱が底に沈殿するのを待ちます。次に、澱が底に沈殿した醪を慎重に他の容器に移し、澱が再び混ざらないようにします。この際、澱をかき混ぜないように注意して行います。最後に、移した醪を再び静置し、澱を底に沈殿させた後、上澄みの部分を取り出します。このようにして、酒に含まれる澱を取り除き、清澄な酒を得ることができます。
澱絡みは日本酒の品質に直接影響を与えるため、慎重に行われます。適切な澱の取り扱いは、酒の味や香り、口当たりに大きな影響を与えるため、酒造りにおいて非常に重要な工程とされています。
日本酒