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トマトは元々観葉植物でありフルーツだった

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夏野菜の一翼を担うトマト。
これからの時期、サラダなどに入れて彩りを華やかにする食材として人気がありますね。

でも、このトマトは欧米ではフルーツとして、東洋では観葉植物だった時代があることをご存知ですか?
トマトについて深堀りしていきたいと思います。

まず、トマトは全世界で8,000種類を超える多岐に渡る植物です。
日本国内だけで見ても150種類を超えるバラエティ豊かなトマトですが、トマトはナス科に属する植物ですので、茄子やじゃがいもなどと同じ分類になります。

江戸時代では唐ナスなどと呼ばれており、この時代トマトは食べるものではなく、観葉植物として育てられていました。

なぜ、食べなかったのか?諸説はありますが、トマトの酸味や香りが江戸時代の人にとって食べにくく、その頃の日本料理との相性が悪かったからと言われています。

欧米では、トマトを「愛のりんご」と呼んでおり、フルーツとしての扱いが主流でした。
しかし、1893年にある裁判が行われ、トマトは野菜として認識されました。

この裁判は、「ニックス・ヘデン裁判」と呼ばれており、アメリカで行われました。
当時、アメリカの税制度では、野菜への税率が高く設定されており、果物への税金はゼロでした。
トマトを果物として輸入していた時に、「それは野菜だ!」「だから税金を払いなさい」という一悶着があり、野菜かフルーツか白黒つけるため行われた裁判で、最終的に野菜と判決され、今日に至るというわけですね。

この時、もし果物として判決が下っていれば、ショートケーキの上に乗っていたかもしれませんね。

ちなみに、トマトには昆布などで有名な旨味成分「グルタミン酸」が含まれており、これがドミグラスソースや様々なソースの旨味の部分となっています。
また、リンゴ酸やクエン酸が酸味の正体ですが、この酸味が魚独特の臭みを消す効果があり、アクアパッツァなどの料理に使われています。

トマトは彩りだけでなく、旨味、臭み消しと万能な野菜でした。

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