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やる気物質が結晶化。これを食べればあなたも破竹の勢い
私は小学校のころ「たけのこ」って言われて虐められていました。
今思えば、他愛もない子どものおふざけだったんでしょうけど、今でもあいつの顔だけは・・・
と、どうでも良い話は置いといて。
春に旬を迎え、これから出回る「タケノコ」について今回はタケノコだけに・・・深く掘っていこうと思います。
開始早々大滑りしましたが、春の味覚の一翼を担う「タケノコ」
実はタケノコは70種類も品種があるってことを知っていましたか?
一般的に市場に出回るタケノコは「孟宗竹(もうそうちく)」と言われる品種で、柔らかく風味も強い品種です。
中国を原産国として江戸時代にやってきたと言われる外来種です。
(一応国の設定では、明治時代より以前から日本にあるものは外来種ではないため、厳密には固有種扱いになります。)
「真竹(まだけ)」が日本の古来から生息している品種で、別名「苦竹(にがだけ)」とも言われ、苦みとアクが強いのが特徴です。
アク抜きをすれば美味しい品種で、収穫すぐであればエグみやアクもなく刺身で食べれる竹です。
真竹は、竿竹の原料として使用されていて、日本人がイメージする竹はこの真竹のほうが近いと思います。
そして、竹と言えば成長が早いのが有名ですが、それはタケノコも同じで1日数十センチも成長することがあり、収穫後とても足が早い食材です。
「朝掘ったら、その日に食べろ」
「タケノコ掘り出したら湯を沸かせ」
と言われるほど鮮度が大事な食材です。
ちなみに、採りたてであれば、真竹に限らず生でも食べれ、これが贅沢の極みと言われています。
そして、題名にも「やる気物質の結晶」とは、タケノコの切り口に出てくる白い粉
あれがやる気物質の結晶なんです。
白い粉って・・・・
まさか・・・
そのまさか・・・と想像している白い粉は、当たらずも遠からず。
実は、このタケノコの切り口に出てくる白い粉の正体は「チロシン」と言われる物質で、ノルアドレナリンやドーパミンになるためのアミノ酸の一種です。
ドーパミンと言えば、脳内麻薬や快楽物質などと言われる幸福物質の一種で有名ですね。
まぁ当たらずも遠からずというのは、このチロシンがドーパミンに変化するという意味で、決して違法薬物とかではありませんのでご安心ください。
ドーパミンやノルアドレナリンは、神経伝達物質で、交感神経を優勢にして、集中力が上がったり、記憶力が上がったり、幸福感を感じたりする「やる気」の源と言える物質です。
ただ、このチロシンは時間と共に酸化が進みエグミに変化する物質で、タケノコが時間と共にエグミが増すのは、この物質が原因ですので、できるだけ早く食べるようにしましょう。
さて、いかがでしたか?春の味覚の代表的な存在のタケノコですが、筍ご飯やタケノコの煮物など今から楽しみですね。
ちなみに、竹と言えば・・・
かぐや姫(竹取物語)
「今は昔、竹取の翁といふもの有りけり」という一文を覚えた方もいると思いますが、日本で最古の物語と言われています。
この物語内では、かぐや姫は流罪で地球にやってきたと説明されており、犯罪者なんだそうですよ。
ただ、英語版の竹取物語では月で戦争をしているから逃げてきたとされているそうで、難民的な立ち位置の様です。
これは余談ですが、パンダが食べているものと言えば・・・
笹ですよね。
しかし、動物園や中国のパンダは基本「竹」を食べているそうです。
竹と笹は、イネ科タケ亜科に分類され、ほぼ同種ですが、竹は英語で「バンブー」笹は英語で「ササ」で、これは笹の原産国が日本だからそうです。
なので、中国原産のパンダは笹ではなく竹を食べているそうです。
竹と笹の違いは、成長過程で皮がめくれるかめくれないか。みたいな違いで分けているそうですが、竹は温暖な地域、笹は寒い地域で育ち、竹の方が比較的大きく育つそうです。
これはついでですが、七夕に使うと言えば笹ですが、こっちもほとんど竹だそうです。
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