メロンの模様は、かさぶた

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メロンってきゅうりの仲間なんだよ

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みなさんメロンはお好きですか?

メロンと言えば、高級フルーツのイメージがあると思いますが、そのイメージは大正時代頃に定着したもので、その頃は上流階級しか口にできないフルーツでした。

いや、フルーツという表現は正確には誤りなんです。

そんな、微妙な立ち位置のメロンについて深掘りしていきたいと思います。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、メロンはウリ科の植物で、きゅうりやかぼちゃなどと同じ仲間に分類されます。

メロンはスイカと同じ様な野菜と言われてもピンとこない食材ですが、それもそのはずで、農林水産省ですら「果実的野菜」として区分しています。

ようするに、フルーツの様な野菜
いや、どっちやねーん!!!

ちなみに、「野菜的果実」というのもあり、アボカドがこの区分に入ります。
こちらは、野菜の様なフルーツ。
もう野菜で良いじゃん!

話は戻りますが、メロンは野菜として区分され、メロンの語源はギリシャ語で「りんごのような瓜」という意味の「melopepon」から来ています。

このメロンの原産地は未だに解明されておらず、近年の遺伝子研究で中国が原産ではないかという説が有力になっています。
日本では、縄文時代から栽培されていたのではないかと言われており、縄文時代の遺跡から種が発見されており、意外と歴史が古い食材の一つです。

そして、皆さんがメロンと言うと頭に思い浮かぶ形は、実は輸入された外来種で、それ以前は「マクワウリ」という日本固有の和製メロンが流通していました。
この和製メロンは、今のメロンとは似つかない形状をしており、どちらかと言うと細長いかぼちゃの様な見た目をしています。
この和製メロンは比較的安価で取引されており、メロン=高級というイメージはその頃はありませんでした。

大正時代頃、西洋メロンは一部上流階級のみで口にされており、高級な食べ物として認知されていました。
この西洋メロンが昭和37年の皇太子ご成婚にちなんで「プリンスメロン」として発売され、一般市場にも流通し、このメロンの美味しさと高級感から爆発的な人気が日本中に巻き起こり、結果昔からあった「マクワウリ」が姿を消し、今ではメロンと言えば西洋メロンとなりました。

この西洋メロンの特徴と言えば、独特な網目模様ですが、あの網目模様は人間でいう「かさぶた」ということはご存知でしたか?
メロンは、表面の皮は途中で成長を止めて、固くなっていきます。
しかし、中の果実は成長を続け、表面の皮が中の成長に耐えきれず、ひび割れを起こします。
このひび割れを塞ぐために結合組織が形成され、あの独特な模様ができあがります。


ちなみに、この網目をキレイに出すのが生産者の腕の見せどころで、この網目で値段が変動します。
最高級となれば、1玉2万円
網目が少し歪であったり、キレイに出ていないと同じ味で、同じ場所で育ったものだとしても、1玉5,000円以下になってしまいます。

このメロンの網目は生産者の皆さんの努力の結晶であり、その差で価格が1/4になるか、4倍になるか。
会社員であれば、プレゼンの資料の出来栄えで、あなたの給料は今月10万円です。と言われるか、40万円です。と言われるか、これは死ぬ気でやるしかないですよね。

いかがでしたでしょうか?
高級なフルーツ、いや野菜のイメージが強いメロンですが、その裏側には生産者の生活をかけた自然との戦いがあったと思うと、価格を見た時に「高っ!」ではなく「あーこれは自然との勝負に勝ったんだな」と違う目線で見れるのではないでしょうか?

これは余談ですが、メロンで調べる限りの最高値は
2玉2万7000ドル
今のレートに置き換えると432万円...
高級車の代名詞であるベンツの最低価格がだいたい300万円前後で購入可能ですので、メロン2玉でベンツが買えるという恐ろしい食材でした。

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いや、フルーツという表現は正確には誤りなんです。

そんな、微妙な立ち位置のメロンについて深掘りしていきたいと思います。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、メロンはウリ科の植物で、きゅうりやかぼちゃなどと同じ仲間に分類されます。

メロンはスイカと同じ様な野菜と言われてもピンとこない食材ですが、それもそのはずで、農林水産省ですら「果実的野菜」として区分しています。

ようするに、フルーツの様な野菜
いや、どっちやねーん!!!

ちなみに、「野菜的果実」というのもあり、アボカドがこの区分に入ります。
こちらは、野菜の様なフルーツ。
もう野菜で良いじゃん!

話は戻りますが、メロンは野菜として区分され、メロンの語源はギリシャ語で「りんごのような瓜」という意味の「melopepon」から来ています。

このメロンの原産地は未だに解明されておらず、近年の遺伝子研究で中国が原産ではないかという説が有力になっています。
日本では、縄文時代から栽培されていたのではないかと言われており、縄文時代の遺跡から種が発見されており、意外と歴史が古い食材の一つです。

そして、皆さんがメロンと言うと頭に思い浮かぶ形は、実は輸入された外来種で、それ以前は「マクワウリ」という日本固有の和製メロンが流通していました。
この和製メロンは、今のメロンとは似つかない形状をしており、どちらかと言うと細長いかぼちゃの様な見た目をしています。
この和製メロンは比較的安価で取引されており、メロン=高級というイメージはその頃はありませんでした。

大正時代頃、西洋メロンは一部上流階級のみで口にされており、高級な食べ物として認知されていました。
この西洋メロンが昭和37年の皇太子ご成婚にちなんで「プリンスメロン」として発売され、一般市場にも流通し、このメロンの美味しさと高級感から爆発的な人気が日本中に巻き起こり、結果昔からあった「マクワウリ」が姿を消し、今ではメロンと言えば西洋メロンとなりました。

この西洋メロンの特徴と言えば、独特な網目模様ですが、あの網目模様は人間でいう「かさぶた」ということはご存知でしたか?
メロンは、表面の皮は途中で成長を止めて、固くなっていきます。
しかし、中の果実は成長を続け、表面の皮が中の成長に耐えきれず、ひび割れを起こします。
このひび割れを塞ぐために結合組織が形成され、あの独特な模様ができあがります。


ちなみに、この網目をキレイに出すのが生産者の腕の見せどころで、この網目で値段が変動します。
最高級となれば、1玉2万円
網目が少し歪であったり、キレイに出ていないと同じ味で、同じ場所で育ったものだとしても、1玉5,000円以下になってしまいます。

このメロンの網目は生産者の皆さんの努力の結晶であり、その差で価格が1/4になるか、4倍になるか。
会社員であれば、プレゼンの資料の出来栄えで、あなたの給料は今月10万円です。と言われるか、40万円です。と言われるか、これは死ぬ気でやるしかないですよね。

いかがでしたでしょうか?
高級なフルーツ、いや野菜のイメージが強いメロンですが、その裏側には生産者の生活をかけた自然との戦いがあったと思うと、価格を見た時に「高っ!」ではなく「あーこれは自然との勝負に勝ったんだな」と違う目線で見れるのではないでしょうか?

これは余談ですが、メロンで調べる限りの最高値は
2玉2万7000ドル
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