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意外と知らない。オーガニック・無農薬栽培・有機栽培の違い。

意外と知らない。オーガニック・無農薬栽培・有機栽培の違い。

先日、大阪に新しくできたオーガニック専門店に取材に行ってきました。
その記事につきましては、後日また公開いたします。

その取材で恥ずかしながら、オーガニック、無農薬、有機栽培の違いが分からず、1から勉強してきました。
その勉強結果を皆さんにお披露目しようかと思いまして、今回まとめてきましたので、ご覧ください

私もそうでしたが、オーガニックとはどこか体に良いイメージはありませんか?
実際体に良いのですが、意外と勘違いしている3つのオーガニックについての解釈について解説したいと思います。

まず、大前提としてオーガニックは無農薬栽培ではありません。
これが1つ目のオーガニックに対して、意外に勘違いしている解釈です。

2つ目、オーガニックと有機栽培が別物だと解釈している。

3つ目、オーガニックは体に良いものだと解釈している。

では、1つ1つ解説していきます。

1つ目「オーガニック=無農薬」
実は、オーガニックは肥料や農薬を使用します。

農薬や肥料=科学的
というイメージをどこか連想しますが、オーガニックでは肥料や農薬の使用は認められています。
ただし、使用できるのは天然由来のものに限られ、化学的に合成された農薬や肥料の使用は原則禁止です。
たとえば、牛ふんや馬ふん、植物由来の有機質肥料などが使用されます。

植物由来のものだけを使用して栽培したもの、残留した科学農薬が検知されない土地であることなどを農林水産省が検査をして「有機JAS規格」という認可を出します。
この規格に適合した土地、生産品を、日本国内では「オーガニック」として呼称して良いとされています。

あわせて2つ目も解説しますが、オーガニックと呼称して良い根拠が、”有機”JAS規格への適合です。
そうです。
オーガニック=有機栽培ということです。

ようするに、日本語でいうか外国語でいうかの違いであって、オーガニックと有機栽培は、同じ規格・基準なんですね。

3つ目「オーガニック=体に良い」
実は、オーガニックが体に良い理由は、体に悪いものが入っていない(極限まで少ない)から、逆説的に体に良い。という解釈になるわけで、オーガニックが体に良いという直接的な理由はありません。
※厳密には、化学肥料などを使用した農産物よりオーガニックの方が体に良いという科学的証明の結論が研究内容によって一致していない。

ちょっと難しいと言いますか、屁理屈になるかもしれませんが、実際オーガニック野菜と化学肥料などを使用した野菜には構造的な違いはありません。
ようするに、化学肥料などを使用したからと言って、きゅうりが、廉価きゅうりになるわけでも、化学肥料を使用していないからと言って、スーパーきゅうりに進化するわけでもありません。

ただ、化学肥料や化学農薬などによる体への悪影響のリスクが少ないとされているため、「オーガニック=体に良い」と解釈されることが多いのです。
より正確に言えば、化学物質が使われていないから、体に悪くない“はず”だという、ある種の逆説的な安心感に基づいたイメージと言えるかもしれません。

そして、無農薬栽培
これは、現在原則禁止とされています。
無農薬と表示する場合、非常に厳しい証明が必要と言いますか、実際問題無農薬であるということを証明することがほぼ不可能です。
実際、2004年に「無農薬」「減農薬」という表現は農林水産省発行のガイドラインで禁止されました。

なぜ証明が難しいかと、生産品に農薬が残留していない=無農薬だとも言い切れない。
ようするに、使用料が微量であったり、残留しにくい商品や農薬であれば、農薬を使用していても検出されない。
故に、使っていないよね。という証明ができないんです。

仮に証明しようとするならば、畑に監視カメラを置いて、24時間365日監視された状態で証明するしかないレベルで難しい。
そして、なにより自然由来の農薬を使用すれば検知はほぼ不可能。
そのため、消費者保護の観点から、優良誤認の可能性があるとして、2004年に禁止されました。

代わりに、特別栽培農産物という仕組みが導入され、従来使用するであろう農薬や肥料の50%以下で栽培されたものに対して「特別栽培農産物」という表現をしようとするルールが制定されました。

かなり難しいお話になってきましたので、まとめます。
1、オーガニックと有機栽培は同じ意味。
2、オーガニックは肥料や農薬を使用している。
3、ただ、オーガニックは化学肥料や化学農薬を使用せず、自然由来のみで、厳格な規格がある。
4、無農薬と表現できない。なぜならば無農薬を証明ができないから。
5、特別栽培農産物は、化学肥料や化学農薬を使用しているが、従来の50%以下に抑えられたもの。
6、特別栽培農産物と比較すると、オーガニックはより厳格な基準に従い、自然由来のものしか使えないため、生産にはより多くの手間と管理が必要。

いかがでしたか?
難しいお話ではありましたが、意外と知らないお話ではなかったですか?

1つこの記事で誤解してほしくない点としては、オーガニックや特別栽培農産物に対してネガティブになっていただきたくないという点です。
実際、私自身勉強してみて第一印象は、「オーガニックって結局体に良いの?変わらないの?」という点です。
今回、語弊や皆さんとの齟齬が生まれない様に慎重な表現を使いましたので、私と同じ様な印象を受けたかもしれません。

オーガニックって結局体に対してどうなの?
これは証明ができていないので、答えは出ていません。
ただ、先日の取材で伺ったオーガニック専門店の担当者の方が言っていたことをお借りして言うならば。

「オーガニックは、体に良いかどうかは置いといて、味は絶対的に美味しい」

化学肥料には、発育を促進して、大きく成長させる効果を持つ肥料や栄養価を高めたり様々な効果があります。
しかし、同時に残留した農薬はえぐみをもたらします場合があります。

このえぐみが、農産物本来の旨味や甘味に蓋のように覆いかぶさり、感知しずらくしています。
実際化学肥料を使用したからと言って、農産物の旨味や甘味がなくなることはないそうです。
ただ、えぐみが増すため、旨味や甘味などが感じにくくなるようです。

オーガニック栽培された農産物は、化学肥料特有のえぐみが無く、農産物本来の旨味や甘味を感じることができる。
だから美味しくなります。

実際、オーガニックのクッキーやドレッシングを購入して食べてみましたが、正直オーガニックは本当に美味しい。
シンプルに美味しい。
余裕があれば、オーガニック商品を積極的に選ぼうと思いましたから、体に良いとかそういうのではなく、シンプルに美味しいものを楽しみたい。そういう考えてみなさんもオーガニックにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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意外と知らない。オーガニック・無農薬栽培・有機栽培の違い。

意外と知らない。オーガニック・無農薬栽培・有機栽培の違い。

先日、大阪に新しくできたオーガニック専門店に取材に行ってきました。
その記事につきましては、後日また公開いたします。

その取材で恥ずかしながら、オーガニック、無農薬、有機栽培の違いが分からず、1から勉強してきました。
その勉強結果を皆さんにお披露目しようかと思いまして、今回まとめてきましたので、ご覧ください

私もそうでしたが、オーガニックとはどこか体に良いイメージはありませんか?
実際体に良いのですが、意外と勘違いしている3つのオーガニックについての解釈について解説したいと思います。

まず、大前提としてオーガニックは無農薬栽培ではありません。
これが1つ目のオーガニックに対して、意外に勘違いしている解釈です。

2つ目、オーガニックと有機栽培が別物だと解釈している。

3つ目、オーガニックは体に良いものだと解釈している。

では、1つ1つ解説していきます。

1つ目「オーガニック=無農薬」
実は、オーガニックは肥料や農薬を使用します。

農薬や肥料=科学的
というイメージをどこか連想しますが、オーガニックでは肥料や農薬の使用は認められています。
ただし、使用できるのは天然由来のものに限られ、化学的に合成された農薬や肥料の使用は原則禁止です。
たとえば、牛ふんや馬ふん、植物由来の有機質肥料などが使用されます。

植物由来のものだけを使用して栽培したもの、残留した科学農薬が検知されない土地であることなどを農林水産省が検査をして「有機JAS規格」という認可を出します。
この規格に適合した土地、生産品を、日本国内では「オーガニック」として呼称して良いとされています。

あわせて2つ目も解説しますが、オーガニックと呼称して良い根拠が、”有機”JAS規格への適合です。
そうです。
オーガニック=有機栽培ということです。

ようするに、日本語でいうか外国語でいうかの違いであって、オーガニックと有機栽培は、同じ規格・基準なんですね。

3つ目「オーガニック=体に良い」
実は、オーガニックが体に良い理由は、体に悪いものが入っていない(極限まで少ない)から、逆説的に体に良い。という解釈になるわけで、オーガニックが体に良いという直接的な理由はありません。
※厳密には、化学肥料などを使用した農産物よりオーガニックの方が体に良いという科学的証明の結論が研究内容によって一致していない。

ちょっと難しいと言いますか、屁理屈になるかもしれませんが、実際オーガニック野菜と化学肥料などを使用した野菜には構造的な違いはありません。
ようするに、化学肥料などを使用したからと言って、きゅうりが、廉価きゅうりになるわけでも、化学肥料を使用していないからと言って、スーパーきゅうりに進化するわけでもありません。

ただ、化学肥料や化学農薬などによる体への悪影響のリスクが少ないとされているため、「オーガニック=体に良い」と解釈されることが多いのです。
より正確に言えば、化学物質が使われていないから、体に悪くない“はず”だという、ある種の逆説的な安心感に基づいたイメージと言えるかもしれません。

そして、無農薬栽培
これは、現在原則禁止とされています。
無農薬と表示する場合、非常に厳しい証明が必要と言いますか、実際問題無農薬であるということを証明することがほぼ不可能です。
実際、2004年に「無農薬」「減農薬」という表現は農林水産省発行のガイドラインで禁止されました。

なぜ証明が難しいかと、生産品に農薬が残留していない=無農薬だとも言い切れない。
ようするに、使用料が微量であったり、残留しにくい商品や農薬であれば、農薬を使用していても検出されない。
故に、使っていないよね。という証明ができないんです。

仮に証明しようとするならば、畑に監視カメラを置いて、24時間365日監視された状態で証明するしかないレベルで難しい。
そして、なにより自然由来の農薬を使用すれば検知はほぼ不可能。
そのため、消費者保護の観点から、優良誤認の可能性があるとして、2004年に禁止されました。

代わりに、特別栽培農産物という仕組みが導入され、従来使用するであろう農薬や肥料の50%以下で栽培されたものに対して「特別栽培農産物」という表現をしようとするルールが制定されました。

かなり難しいお話になってきましたので、まとめます。
1、オーガニックと有機栽培は同じ意味。
2、オーガニックは肥料や農薬を使用している。
3、ただ、オーガニックは化学肥料や化学農薬を使用せず、自然由来のみで、厳格な規格がある。
4、無農薬と表現できない。なぜならば無農薬を証明ができないから。
5、特別栽培農産物は、化学肥料や化学農薬を使用しているが、従来の50%以下に抑えられたもの。
6、特別栽培農産物と比較すると、オーガニックはより厳格な基準に従い、自然由来のものしか使えないため、生産にはより多くの手間と管理が必要。

いかがでしたか?
難しいお話ではありましたが、意外と知らないお話ではなかったですか?

1つこの記事で誤解してほしくない点としては、オーガニックや特別栽培農産物に対してネガティブになっていただきたくないという点です。
実際、私自身勉強してみて第一印象は、「オーガニックって結局体に良いの?変わらないの?」という点です。
今回、語弊や皆さんとの齟齬が生まれない様に慎重な表現を使いましたので、私と同じ様な印象を受けたかもしれません。

オーガニックって結局体に対してどうなの?
これは証明ができていないので、答えは出ていません。
ただ、先日の取材で伺ったオーガニック専門店の担当者の方が言っていたことをお借りして言うならば。

「オーガニックは、体に良いかどうかは置いといて、味は絶対的に美味しい」

化学肥料には、発育を促進して、大きく成長させる効果を持つ肥料や栄養価を高めたり様々な効果があります。
しかし、同時に残留した農薬はえぐみをもたらします場合があります。

このえぐみが、農産物本来の旨味や甘味に蓋のように覆いかぶさり、感知しずらくしています。
実際化学肥料を使用したからと言って、農産物の旨味や甘味がなくなることはないそうです。
ただ、えぐみが増すため、旨味や甘味などが感じにくくなるようです。

オーガニック栽培された農産物は、化学肥料特有のえぐみが無く、農産物本来の旨味や甘味を感じることができる。
だから美味しくなります。

実際、オーガニックのクッキーやドレッシングを購入して食べてみましたが、正直オーガニックは本当に美味しい。
シンプルに美味しい。
余裕があれば、オーガニック商品を積極的に選ぼうと思いましたから、体に良いとかそういうのではなく、シンプルに美味しいものを楽しみたい。そういう考えてみなさんもオーガニックにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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