昨年の3月9日に特定原材料の内容が改正されました。改正から1年が経ちましたが、現場レベルではまだまだ周知されていません。恥ずかしながら、私自身も改正後にこのことを知ったので、1年経つこの機に、新しい内容の解説と、8品目の覚え方をまとめたいと思います。
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昨年の3月9日に特定原材料の内容が改正されました。改正から1年が経ちましたが、現場レベルではまだまだ周知されていません。恥ずかしながら、私自身も改正後にこのことを知ったので、1年経つこの機に、新しい内容の解説と、8品目の覚え方をまとめたいと思います。
今回の改正は、この特定原材料が7品目から8品目となり、特定原材料に準ずるものが1品目増え、合計28品目となりました。
元々、「特定原材料に準ずるもの」に含まれていた「くるみ」が特定原材料に引き上げられ、アーモンドが追加されました。
特定原材料は、
・えび
・かに
・小麦
・そば
・卵
・乳
・落花生
・くるみ
特定原材料に準ずるものは、
・あわび
・いか
・いくら
・オレンジ
・カシューナッツ
・キウイフルーツ
・牛肉
・鶏肉
・豚肉
・ごま
・さけ
・さば
・大豆
・バナナ
・まつたけ
・もも
・やまいも
・りんご
・ゼラチン
・アーモンド
となりました。
玄米粉を使ったパン グルテンフリーなので、小麦粉アレルギーでも安心です。 ※くるみ等が使われておりますので、ご注文時は内容をご確認の上、ご注文ください。
今回改正された理由として、平成30年の調査データに基づく結果から改正されました。
過去から、「卵」「牛乳」「小麦」はアレルゲンとして有名でした。
その理由は、単純に症例数が多いからです。
平成30年の調査では、4番目に多い品目として「くるみ」を筆頭に木の実類のアレルギーが増加傾向にあることが分かり、昨年法令の改正にいたりました。
木の実と一括りにすると、小麦より症例数が多くなります。
こちらは、調査段階であるという事は前提にはなりますが、ナッツ系のアレルギーの増加には、ナッツの消費が増えた事が要因であるとされています。
元々、ナッツ系の消費量(特にくるみ)は国内で見ると少ない品目でした。
消費量が少ないので比例して症例数も少なくなるため、表面化されていなかったとされています。
・近年の食文化の変化
・健康志向の普及により栄養価の高いナッツの消費増
この2つの理由で消費量が増加し、比例して症例数が増えたことで表面化したと言われています。
また、くるみに含まれるアレルゲンが花粉症(白樺などのカバノキ科)のアレルゲンと似ていることも原因の一つと考えられています。
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